Zhangzhi Li

胡彪は、長い間支払われていない工事代金を取り戻すため、やむなく雇い主の貴金属買い取り店を襲撃する。しかし、土製の銃が暴発し、店主を射殺してしまい、指名手配犯となる。逃れられない法の裁きを覚悟した胡彪は、自首する前に最後に母親の顔を見たくて故郷へ向かう。その途中、車を止めて助けを求める劉芳婷(リウ･ファンティン)と秦昊(チン･ハオ)に出会い、善意から救助を申し出る。だが救助の最中に劉芳婷の車が損傷し、劉芳婷は賠償として胡彪の金のブレスレットを奪い、さらに胡彪が追跡できないよう胡彪の車に放火して逃走する。しかし胡彪には仲間がおり、日が暮れる前に二人に追いついてしまう。

貧しい家庭に生まれた榎本蘭は日々勉強に励んでいた。それは昔父に言われた、「勉強こそが、貧しい暮らしの機転に繋がる」という言葉が原因だった。最終的に、蘭は大学受験で抜群の成績を収め、皆の尊重を得る。

吉田琳（よしだ　りん）はネット詐欺に遭遇し、信じ込んでしまった結果、夫が貯めた一千万の定期預金をペテン師の口座に振り込んでしまった。銀行員や警察が彼女を説得したが、吉田は聞く耳を持たず、暴力をふるう。吉田は自分が富豪になったと錯覚し、夫と離婚、受験を控えた息子を退学させ、家を売って投資し、大物を怒らせてしまった。ペテン師の誘惑に乗り、どんどん泥沼にハマっていく吉田。詐欺対策の専門家でさえ彼女の傲慢さに手をこまねき、最終的にペテン師が姿を消した時、吉田は自分の愚かさに気づき、家族を失い、後悔の念に苛まれる。